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② 脳細胞を護る
研究者たちはマウスの脳をより良く分析する為に、マウスの海馬と大脳皮質を組織染色し、病理検査を行いました。海馬と大脳皮質は脳内で最も認知と記憶力を支配している場所です。その中に存在している神経細胞の多くは錐体細胞で、神経細胞の細胞質が空胞化になることが認知症の病理特徴だと言われています。スコポラミン剤は海馬と大脳皮質内の錐体細胞の数を減少させ、空胞化される細胞の数を増やします。事前にGMEを投与した場合、その結果は真逆になります。GMEは錐体細胞の数を増やし、空胞化される細胞の数を減らすことが出来ます。 ...