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霊芝のあらゆる効果、実は「腸管バリアを保護する」ことが大事!!

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 霊芝が様々な効果があると聞いて、「胡散臭いな~」と思っていませんか?霊芝は様々な疾患に効果がありますが、西洋医学の視点から考えると、これはかなり不思議なことです。実は、ダメージを受けた小腸粘膜は腸管の免疫機能を低下させ、腸内菌のバランスが乱れることによって、様々な疾患や症状が引き起こされます。霊芝があらゆる疾患や症状を改善させるのは、腸管バリアを保護する作用を持っているからです。

文/許嘉玲

 

腸管バリアって?

腸は、毎日の食べ物や飲み物などの栄養を吸収してくれる大切な場所です。吸収された栄養は、その人の血液の質や体質を決定します。つまり、人の生命維持にかかわる最も大切な器官なのです。腸は体内にありながら、体外と直接関係しています。それは体に必要な栄養素だけを吸収し、細菌やウイルスなど害のあるものは排除するという体を守る役割も果たしているからです。(引用:http://mega3.jp/enteric/

腸管バリアは三種類に分けることができます。

1. 物理的バリア:腸粘膜上皮より構成。

2. 免疫バリア:腸管上皮により作り出した粘液や腸粘膜上のリンパ組織より構成。

3. 菌叢バリア:腸内細菌のほとんどが嫌気性菌である為、腸管内での病原菌の増生を防ぐことによって、病気や老化から身体を守り、感染防御の役割がある。[1]

この三つのバリアは独立しているのではなく、互いに影響しています。体内の免疫細胞の約60%が腸内に存在します。腸内菌は色んな抗体を産生したり、免疫機能を増進したりします。

2013年12月のサイエンス雑誌で、腸内菌と人の健康状況の関係についての研究が掲載されました。腸内菌のバランスは、抗生物質、ホルモン療法、放射線、情緒、ストレス、食中毒、病気や手術などが原因となって乱されます。腸内菌のバランスが乱れてしまうと、色んな症状や疾患を引き起こす要因となります。(下の図参照)

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霊芝は一見腸管バリアと関係ない様に見えますが、実は腸管の物理的バリアと免疫バリアを護り、さらに腸内菌のバランスも整えてくれます。つまり、腸内菌のバランスを整えることによって、上述した症状や疾患が改善ことが考えられます。霊芝が腸管バリアを保護する効果があるのを証明する為に、中国の学者たちが以下の実験を行いました。

 

霊芝 vs. 腸管の物理的バリア

まずは[2] 過酸化水素を使って、実験用マウスの小腸粘膜細胞を損傷させます。これによって小腸の細胞増殖の比率が下がりますが、霊芝多糖と一緒に培養すると、過酸化水素からダメージを受けたとしても、細胞が増殖することが認められました。

 

霊芝 vs. 腸管の免疫バリア

疾病や抗がん治療によって腸管免疫が低下しているマウスに霊芝を与えた結果、疾病や薬物による腸管免疫の低下に対し、霊芝は腸管自体の免疫力を上げ、更に保護する効果があることが証明されました。

 

霊芝 vs. 腸内細菌

この実験では、実験用マウスに連続6日間[3] リンコマイシン塩酸塩を与え、腸内細菌のバランスが乱れた状態を作ります。その後に、連続6日間違う濃度の霊芝を投与しました。マウスたちの糞便を採取し、菌叢を分析した結果、高い濃度の霊芝を投与されたマウスの腸内菌数が正常に近い状態に戻り、善玉菌の増加に助力する効果があることが分かりました。

 

腸管は体外との接触が最も頻繁な組織の一つです。そして最大の免疫器官でもあり、免疫系全体の60%の細胞や抗体から構成され、数多く腸内菌と一緒に共存しています。上述の実験結果から見ると、霊芝は様々な効能があり、それは疾患や症状に直接的ではなく、腸管バリアを改善あるいは保護することで、間接作用によって効果を発揮します。

霊芝は私たちの腸を護り、自然に体を健康にすることができます。

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〔注釈〕

1. いろんな種類の細菌の集まり
2. 殺菌剤、漂白剤として利用される化合物
3. 細菌を殺菌する抗生物質